11/09/2009

釘がタイヤに刺さってた日


10/29
それからもひた走り、昨夜は少し寝不足で、ふかふかの草が気持ちよさそうな道端でバイクを止めて座り込んで寝ていたら、何台かの車が近くに停車した。わたしを心配して止まってくれたようだ。ここはまずいかもと思った。


ひとりの男性が車から降りて来て、わたしに「大丈夫か?」と訊いてくれた。
事故ではなく、昨夜泊まる事ができなくて寝不足だから休んでいることを 言うと、「ここから2キロ先に道の駅があるから、ここは危ない。今から行くところだから着いてきなさい。連れが心配して引き返して来たとこだ」と言ってく れた。自分で行けますからと言ったが案内してくれた。

道の駅に着いて、彼らは少し入ってすぐ出てきた。本当はわたしに気を使ってくれたんだろうと思う。お連れの女性がとっても優しく声を掛けてくれた。
仙台ナンバーだった。もう仙台に来ていたんだ。
道の駅の建物内は、わたしの防寒服では暑すぎて、わたしはバイクの後ろ側に座って一休みした。
道端で休んでいるときはバイクのサイドしか見えないが、今ふとタイヤを見ると釘がぐさりと刺さっている。
わたしはゆっくり50kmくらいで走ってタイヤ屋さんに入ったがバイクのタイヤはないという。
店の前のホンダのお店に行ってみたがやはりない。10kmくらい先にバイク屋さんが並んでるからと教えてくれたので、進んでみたがいくら走ってもみつから無い。


眠くなったので山道の脇のコンビニの前で、また座り込んで眠った。
誰かがまた声をかけた。「大丈夫?」
その人にバイクに釘が刺さってるから修理をしたいけどバイク屋さんはこの通りにありますか?と訊いたら。
通りの向こうを指差した。でも、バイク屋さんはない。
彼らは車の修理をする人らしく、その人が見てくれるというのでお願いした。
バイクは押してってくれた。





チューブは無いタイヤらしくそんなに時間は掛からず直してくれた。
で、お代金は?と訊くと「いらない」と言う。
え?そうはいかないと言ったら、「ぼくらもバイク乗りだから」と言う。
そういう問題ではないと思うけど、どうしてもそうなんだと言ってくれるのでお言葉に甘えた。

実は、彼女もバイク乗り。

そうか、バイク乗りはお互い助け合うものなんだ。
わたしは他にバイク仲間というのがいないので、大変勉強になりました。
そのこころ、ありがたく頂きました。

また来よう。東北。
宮城の車の人の心遣いも本当にありがたかった。


(昨夜はえらく騒々しい風が吹いていました。今朝早く、破傷風で入院している友人から電話をもらいました。
やっと復活できるそうでとっても嬉しい知らせでした。)









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